ウレタンマットレスのメリット・デメリット

ウレタンマットレス

「今使っているマットレスが寿命なので、新しいものに交換したい」

しかし、マットレスにはウレタン、コイル、ラテックスなどさまざまな種類があり、選ぶのに悩みますよね。自分の体型や体重にマッチしていないものを選んでしまうと、身体へ負担がかかり、かえって眠りの質を下げることも。本記事では、ウレタンマットレスのメリットとデメリットについて解説します。

ウレタンマットレスとは

ウレタンマットレス

ポリウレタンなどの合成樹脂をスポンジ状に加工したウレタンフォームを使ったマットレスです。ウレタンは、マットレスに限らず、断熱パネル、床材、マスク、かばん、自動車のシートなど、さまざまなシーンで使われています。

また、ウレタンマットレスには高反発と低反発、そして高反発と低反発を組み合わせたハイブリッドの3種類があります。ウレタンマットレスの種類についてはのちほど解説します。

ウレタンマットレスとコイルマットレスの違い

ポケットコイルやボンネルコイルといったコイルマットレスではバネを使って体を支えます。それに対してウレタンマットレスはクッション性に優れており、身体のラインにぴったりのフィットするのが特徴です。

また、コイルマットレスは湿気や空気が外に逃げる構造になっており、通気性が良いですしかし、コイルがつながっているため、振動がつたわりやすい形状になっています。その点、ウレタンマットレスは振動もコイル特有のきしみもありません。

ウレタンマットレスの種類

先程も説明したように、ウレタンマットレスの種類は、高反発、低反発、ハイブリッドの3種類に分かれます。この3つの分類は、ウレタンフォームの反発弾性の試験(JIS K 6400-3)による検証結果をもとにカテゴライズされたものです。

高反発ウレタンマットレスよりも反発弾性が高く、跳ね返り率が50%以上のものを高弾性マットレスと区分している商品もあります。ハイブリッドとは、さまざまな素材や反発性を組み合わせたマットレスです。製品によってその組み合わせは異なるため、価格や品質、特性は大きく異なります。

ウレタンマットレス(高反発)のメリット

ウレタンマットレス

高反発のウレタンマットレスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

体圧分散性に優れている

高反発のウレタンマットレスは体圧分散性に優れているため、首や肩、腰といった特定の部位に負荷がかかりにくく、身体の凝りや痛みも少なくなります。

寝返りが打ちやすい

無意識に人は夜中に10〜30回ほど寝返りを打つと言われています。寝返りが少ないと、特定の部位に負荷がかかってコリや寝違いの原因になります。高反発のウレタンマットレスは反発力が高いため、身体が沈み込まずに寝返りが打ちやすいです。

収納がラク

接直、フローリングや畳などに置けるタイプが多く、ベッドフレームを購入する必要もありません。使わないときはクローゼットにしまったり、壁に立て掛けたりして収納できます。

ウレタンマットレス(高反発)のデメリット

寝返りを打てる、耐圧分散性に優れるなどのメリットがある一方で、カビが生えやすい、水洗いできないといったお手入れの不便さもあります。

水洗いできない

ウレタンマットレスは水洗いができません。コイルマットレスであれば、業者に洗浄クリーニングを依頼できますが、ウレタンマットレスは業者でも対応していないケースが多いです。

カビが生えやすい

ポケットコイルマットレスと比べると通気性に劣るため、ケアを怠るとカビが生えてしまいます。窓辺に立てかけて日干しをする、カバーやシーツをこまめに洗い交換するなどして、清潔にしましょう。

密度が低いとへたりやすい

高反発のウレタンマットレスでも、密度が低いものはすぐにへたり、寝心地が悪くなります。密度はDという単位で表され、数値が大きいほど密度が高くなります。20Dでは耐用年数はわずか2年程度、50Dになれば耐用年数は10年以上と言われています。高反発のウレタンマットレスを選ぶなら、密度が30D以上を目安にしましょう。

弊社が販売する「KENKOマットレス」、「TEIRAKU マットレス」は密度が50Dのため、へたりづらく長持ちします。

ウレタンマットレス(低反発)のメリット

ウレタンマットレス

低反発のウレタンマットレスのメリットは下記のとおりです。

寝心地が良い

高反発のウレタンマットレスと同じく、体圧分散性に優れています。また、使用者の体重や体型に沿って沈み込むため、とても寝心地が良いです。

保温性に優れている

身体にフィットするように沈み込むため、接地面積が多くなります。そのため、身体から熱を逃さず、冬でも暖かく眠ることができます。

収納がラク

高反発のウレタンマットレスと同様に、ベッドフレームを購入することなく、直置きできるため、手軽にクローゼットに収納したり、壁に立てかけて保管ができます。

ウレタンマットレス(低反発)のデメリット

低反発のウレタンマットレスは、寝心地がとても良いですが、通気性が悪い、寝返りが打ちにくいなどのデメリットも存在します。

通気性が悪い

低反発のウレタンマットレスは、身体にフィットして熱を逃さない性質を持っています。そのため、保温性が高く冬場も暖かく快適に眠ることができます。しかし、夏場は蒸れやカビの原因になってしまいます。

体重がある人は腰痛の原因になることも

低反発のウレタンマットレスは、反発力が低く、沈み込むような寝姿勢になります。特に、体重がある人は背中や腰など特定の部位が沈み込み、大きな負荷がかかります。長時間使うと、腰痛や背中の痛みの原因になることもあります。

寝返りが打ちにくい

前述したように、寝返りは圧迫した部位をほぐす、同じ部位に負担をかけないなどの目的で睡眠中に無意識に行われます。低反発のウレタンマットレスは反発性が低いため、寝返りが打ちにくいです。特に体重がある人が使うと、身体が沈み込んで寝返りがしにくい状態になりやすいです。

すぐにへたりやすい

高反発のウレタンマットレスと比較すると、耐久性には劣ります。低反発マットレスはやわらかいため、すぐにへたりやすいです。身体が当たる面を上下、裏表変えることで長持ちします。

おすすめのウレタンマットレスを紹介

当店でもウレタン製のマットレスを販売しています。おすすめ商品をいくつかご紹介します。

KENKOマットレス

弊社で販売しているKENKOマットレスは、ウレタン製の高反発マットレスです。密度が高く、一般的に販売されているマットレスの2〜3倍以上です。また、三つ折りに畳めるため、使わない時は折りたたんでクローゼットに収納できますし、持ち運びもラクです。

TEIRAKU マットレス

TEIRAKUマットレスは、上層に波状の高密度ポリウレタン、下層にエアーラッセル®と二層構造になっています。低反発のウレタンマットレスの寝心地の良さと、高反発のウレタンマットレスの高反発性のメリットを兼ね備えています。

まとめ

ウレタンマットレスには、高反発と低反発があり、それぞれにメリット、デメリットが存在します。本記事を参考に、自分の悩みや体型、体重に合ったものを選んでいきましょう!

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